2022年1月21日

太陽光発電の基本

愛知県で太陽光発電を利用するとどのくらい発電する?

太陽光発電を導入するかどうか悩んでいませんか?今回は愛知県ならではの発電効率の上げ方や業者の選び方も詳しく説明していきます。

愛知県

太陽光発電を導入するかどうか悩んでいませんか?太陽光発電の導入は、導入する地域によって発電量が大きく異なります。愛知県の場合、全国的に見て太陽光発電が適しているのか、そして補助金を受けられるのかどうかも解説します。またそれ以外にも発電効率の上げ方や業者の選び方も詳しく説明していきます。

愛知県の太陽光発電の発電量の目安

愛知県の太陽光発電の実績を見てみると、発電量は平均1,361kWh/kWで日本全国の平均と比べて1割ほど多いです。愛知県は全国でも有数の日照時間が長い地域で、名古屋の年間推定発電量は全国第5位の発電量が見込まれます。日本の中でも比較的、太陽光発電に適したエリアといえます。夏場の発電量は全国平均とほぼ変わらないのに対し、秋・冬・春は全国平均より多くの発電量が得られています。とくに多くの電力が必要になる冬場に多くの発電量が得られるので、電気代の削減効果が大きいです。住宅用太陽光発電の補助金申し込み受付件数は、愛知県は19,739件で1位です。2位の埼玉県15,474件、3位の神奈川県12,886件を大きく引き離しています。愛知県は戸建て率が高く、市町村のほとんどが補助金を支給しており、補助金を使う仕組みが他県よりも整備されています。太陽光発電の導入費用が下がってきており、補助金も整備されている愛知県は、10年以内で初期費用が回収できる可能性が高いです。しかしパネルを設置する環境によって発電量は違ってきます。発電量は屋根の方角によって大きく影響を受けます。南向きや南西・南東は多くの発電量が期待できますが、西向きや東向きの屋根は発電量が大きく下がります。南向きに比べて西向きや東向きの場合の発電量は75%ほどになり、北向きの場合は南向きの半分以下になるといわれています。20年や30年の長い期間で考えると使える電気量や売電収入が大きく変わってきますので注意が必要です。

太陽光発電の発電効率を高める方法

太陽光発電の発電効率を高めるためにはパネルの方角以外にも気を付ける点があります。ポイントは気温、パネルの角度と面積です。そしてどのメーカーのパネルを設置するかによっても発電効率が変わってきます。

■気温が高いと発電効率が下がる
太陽光発電は日照時間が長く、気温が高ければ高いほど有利というイメージがあります。しかし実際には気温が上がれば上がるほど発電効率が下がります。太陽光発電に最適の気温は25度とされていおり、これ以上温度が上がれば上がるほど発電効率が下がります。現実に夏は発電効率が悪くなり、冬や春は発電効率が上がります。

■パネルの角度
太陽光パネルの向きの大切さはすでに述べましたが、太陽光パネルの傾斜も発電量に大きな影響があります。最も効率よく採光できる角度は30度とされています。実際に傾斜角度が10度違うと4%も発電効率が違うというデータもあります。

■パネルの面積
基本的に太陽光パネルの面積を増やすほど発電量は増えます。しかし、光が当たらない部分に太陽光パネルを増やしても発電量の増加にはつながりません。光がしっかり当たる範囲で最大限パネルを設置することで発電効率を高めることができます。

■発電量の高いメーカーを選択
メーカーによって年間の発電量や太陽光エネルギーを電流に変換する変換効率が違います。自宅の屋根の広さや形に合った最も発電効率が高いパネルを選択することが大切です。

信頼できる太陽光発電施工業者を選ぶためには?

太陽光発電の施工業者の選び方のポイントは施工実績と自社施工かどうか、そして複数のメーカーの取扱いがあるどうかが重要です。ここでは1つ1つ説明していきます。

■施工実績
施工業者選びで一番重要なポイントは施工実績の豊富さです。施工実績が多いほど施工技術が高まりますし、技術のない会社は評判が悪くなり、施工の依頼もなくなります。また施工実績が多いほど、いろいろなメーカーの太陽光パネルの工事を行うことができます。

■自社施工
自社で施工を行っているかどうかも業者選びのポイントです。自社施工は販売も工事も自社で行います。一方で外注施工は販売や契約を行う会社と施工する会社が別の会社になります。自社施工のメリットは外注施工に比べて中間マージンが発生せず、比較的安い価格で施工が可能です。また営業も施工も自社で行うので、営業マンと工事担当の意思疎通が取れて、こちらの希望も反映されやすくなります。

■複数メーカーの取扱いがある
複数メーカーの取扱いのあるかどうかも大切です。取扱いメーカーが1社であれば、自宅に適した太陽光パネルでなくても、取扱っているメーカーのものを勧められる可能性があります。取扱いメーカーが3社以上あれば、条件や要望に合わせたメーカーの太陽光パネルが設置できる可能性が高いです。

まとめ

今回は愛知県の太陽光発電の発電量の目安と発電効率を高める方法について説明しました。愛知県は
日照時間が長く、太陽光発電の設置に適した地域です。とくに冬や秋・春の発電量が全国平均より多いです。太陽光発電の最も適した気温は25度で、それより高いと逆に発電量が下がります。パネルの向きは南向きが最も発電量が得られ、パネルの角度は30度が最も発電に適しています。業者選びのポイントは施工実績の豊富さ、自社施工であること、そして複数のメーカーの取扱いがあることです。施工実績の多さはその業者の信頼や技術の高さにつながります。またメーカーによってパネルの特徴が異なるので、自宅の屋根の形状や希望に合ったメーカーのパネルが設置できるように、複数のメーカーの取扱いがある会社を選びましょう。